どんな人でも実はスピリチュアルな存在なんです。ただ、気づいていないだけ・・。

自分はいい人間ではないと気づいている人へ

<本当の自分>

 自分のことを好きかと聞かれたら、

 心の底から「好きだ」と言える人は

 そんなに多くないのではないでしょうか。

 なぜなら、

 他人には、いい人間のように映っていても、

 心の中では

 嫉妬や憎しみ、醜い欲望などが

 渦巻いていることを

 自分自身は知っているからです。

 そんな、本当の自分を

 「好きだ」とは、なかなか思えず、

 「自分が嫌いだ」とか、

 ひどい場合は、

 「自分なんて、価値がない」と、

 自らを全否定してしまう人もいます。

 

<そんなに否定しなくても>

 謙虚であることはいい事ですが、

 あまり自己否定がすぎると、

 無意識のうちに、

 自分は制裁を加えられて当然という

 イメージを潜在意識に植え付けてしまって、

 苦しい未来を呼び寄せてしまいます。

 そうすると、自分をもっと嫌いになって

 ますます不幸になっていくという

 悪循環に陥ってしまう恐れも。

 

 私が一番言いたいことは・・

 完全に善なる人間は

 存在しないということ。

 プラスとマイナス両方の面が

 あるから人間で、

 若いうちは、

 自己中心的な欲望が、

 成長する原動力になっている部分も

 あるくらいです。

 

 大切なのは、

 人間は、そういう存在なのだと知って

 認めること。

 自分を嫌いになりすぎないこと。

 そして、

 ほんの小さなことでも、

 他人の幸せにつながる行為をした時は、

 思いっきり自分のことを

 ほめてあげてください。

 

 自分がいい人間でないと気づいている人は、

 裏を返せば、

 本当の善がどういうものかを

 知っている人なのです。

 知っているということは、それが

 存在しているのと同じ事なのです。

 自分が嫌いだという人は、

 実は、心の深い深い部分に、

 善を宿している・・

 でも、残念ながらそれに気づいている人は

 少ない・・。

 

 自分の中に隠れていた善を見つけた瞬間、

 涙がどっとあふれ出した・・

 そんな体験を語る人もいらっしゃいます。

 もしかしたら、

 もうすでにそういう体験をしたという方

 いらっしゃるのではないでしょうか。