世界に渦巻く「怒り」が新型コロナを目覚めさせた
<一番厄介なのは怒り>
前回、心は厄介だと書かせていただきましたが、
心の動きの中で、一番厄介な感情は「怒り」です。
日常生活の中で、激怒することはそんなにないでしょうが、
ムッとする程度のことはよくあります。
それは他人への怒りだけでなく、
自分に対するいら立ちのようなものもあり、
日常は結構「怒り」だらけなのです。
しかし・・
この「怒り」という感情を甘く見てはいけません。
人間の感情は、臓器と密接に関係していて、
「怒り」は特に肝臓と大きく関わっているとされています。
だから、怒ってばかりいると、
自覚症状のないまま肝臓にダメージを与えていて、
気が付いたら、肝臓が重い病気にかかっていた
ということになりかねません。
そして、「怒り」のエネルギーは
自分に返ってくるという性質もあって、
それがどんなに正義の怒りであっても、
自分が望んでいるものを余計に遠ざけてしまう作用があります。
つまり、怒ることでいいことは何一つないのです。
<怒りの集団意識が新型コロナを目覚めさせた>
ここ数年の世界の状況を見ていると、
国と国との関係がギスギスし、
まるで子どものケンカのように悪口をぶつけあい、
国内では、怒りの声をあげた人々による激しいデモが
繰り広げられています。
いわば、私たちは今
世界中に「怒り」の感情が渦巻いている時代を
生きている状態です。
あちらこちらで「怒り」が巻き起こると、
それは集団意識となって莫大はエネルギーの塊となり
地球規模で状態が悪くなっていきます。
個人レベルで臓器が悪くなるように、
地球自体も不健康になっていくのです。
これは、私の推測ですが、
こういった「怒り」の集団意識が新型コロナを
目覚めさせ、拡大したのではないかと感じます。
とにかく、怒りの集団意識がこのまま続くのは
よくありません。
反対に、「怒り」が静まれば、新型コロナも自然に
治まっていくと私は感じています。
<怒りを鎮める方法>
では、こういった怒りをしずめるには
どうすればいいか・・。
「怒り」の感情をしずめるのは、とても難しいことです。
無理におさえてしまうと、
これもまた心身に良くない作用が出てしまいます。
以前書きましたように、
自分を徹底的に客観視すれば、次第に怒りは消えて
いくのですが、
この方法にまだ慣れていない段階では、そんな簡単には
できません。
そんな場合に使える方法をいくつかをご紹介しますと・・
◎怒っていることを紙にひたすら書いて書いて、
書くことがなくなるまで書いて、
書ききったらその紙を燃やし、灰を水できれいに流す
◎火をつけるのが嫌な場合は、
怒っている事や人を頭の中で想像し、
それを不動明王様に火で焼き尽くしてもらい、
残った灰を弁天様の水できれいに流して浄化してもらう・・
という想像をする
◎紙の真ん中に腹が立っている事か人を書き、
その上に塩を盛る。
1日~2日たったらその塩を水に流し、
新しい塩を盛る。これを一週間繰り返す。
ちなみに塩は、浄化エネルギーの強い天然の塩がいい。
このように怒りを解消することを繰り返していくうちいに、
いつしか、少しの努力で、
あっという間に怒りを消せるようになります。
一人がひとつずつ、怒りの感情をしずめていけば、
それがやがて信じられない位の大きな波になり、
世界は、いい方向に進路を変えていくことでしょう。