危険な式 (自分)-(仕事)=0
<自分の存在価値>
お盆の期間、
お休みをとって
久しぶりに墓参りをしたという方、
または、
亡くなったご先祖や親族のことを
久しぶりに語った・・という方、
大勢いらっしゃるのでは
ないでしょうか。
これって、とても大切な時間です。
現代の人々は、
仕事や家事が忙しすぎて、
気づかないうちに
自分の存在価値を見失っている
ことが多いからです。
図式にすると・・
◎職場での存在価値=自分の価値
◎家事を上手くこなせているかどうか
=自分の価値
・・となっていて、
職場や家庭で何か上手くいかなかったり
失敗すると、
そのまま自分の存在価値までが
無くなってしまうような
脅迫感に襲われたりします。
私もそうでした。
仕事のことばかり考えてしまって
身も心も
悪いガスのようなもので
パンパンになっている・・
そんな、耐えがたい状態になった
経験も多々あります。
上記の式は、書き換えると
(自分) ― (仕事)=0
(自分) ― (家事)=0
これ、かなり危ない状態です。
<お盆という時間>
お盆は、
ご先祖様の魂が帰って来られると
言われますが、
私は残念ながら、
見える能力がありませんので、
それを確認はできません。
ただ、
ご先祖や、亡くなった親族のことを
語ったり、思い出したりはします。
この時、
自分自身のことを
仕事をしている自分ではなく、
先祖や親族の一員としての自分を
見ています。
すると、
自分に、別の存在価値を感じるのです。
これは、
自分自身を見つめる視点が変わる
からでしょう。
このように、
自分を見る視点を変えてみてください。
違う姿の自分が浮かんでくるはずです。
お盆じゃなくても、いつでもできる
ことですね。
<自然の中に身を置くと・・>
自信が全く無くなって
消えてしまいたくなった時、
そこから自分を救い出す方法として、
私は、自然に身を委ねることを
しています。
難しいことではありません。
例えば・・
・風にあたりながら、海をぼーっと眺める。
・窓を開けて、雲をぼーーっと眺める。
・神社に行って、ただ静かに時間をすごす
・時には、雨に濡れまくる
このようなことをすると、
自分自身も自然であることを感じるのです。
そこには、人間の思うところの存在価値なんて
全く意味がありません。
ただ、そこに在る。
それが、一番大切な意味であり、
何にも勝る答えなのです。