手のひらの「気」で遊んでみる

＜手で「気」を感じるようになったら・・＞

　前回、手のひらで「気」を感じる

　簡単な方法を書かせていただきました。

　人によって、かかる時間は違いますが、

　どんな人でも、

　試しているうちに、きっと「気」を

　感じることができるようになるでしょう。

　「あっ、これが気か・・」となったら、

　今度は、自分の「気」を外に向けて

　使ってみましょう。

　分かりやすいのは、

　「気」で動物とコミュニケーションをとること。

　例えば、犬や猫、鳥などを飼ってらっしゃったら、

　彼らが、ボーっとしている時に、

　離れたところから手をかざして、

　ゆっくり円を描いてください。

　彼らを、優しく円を描きながら

　ナデナデするような感じです。

　エサを食べている時とか、遊んでいる時など

　何かに集中している時はダメです。

　あくまでも、ボーーっとしている時です。

　ナデナデしているうちに、

　彼らがふとこちらを見たり、

　もしくは気持ちよさそうな表情になれば

　大成功。

　手からの「気」が、彼らの「気」とリンクして

　実際にナデナデしているのと同じ状況になって

　いるのです。

　私は時々、枝にとまっているトンボにも

　やったりします（笑）

　表情は分かりませんが、

　逃げずにじっとしていたりします。

　気持ちよく感じてくれているのかな・・。

＜「気」で自分の身体を整える＞

　次に、気を自分の健康のために使いましょう。

　気功では、身体の中に気をめぐらせる訓練を

　したりしますが、

　そこまでのことをしなくても、

　簡単にできる健康法があります。

　まずは、

　手のひらをこすりあわせて、

　発している気の力を活発にします。

　どれだけこすり合わせるかというと、

　手のひらに少しねばつくような感じが

　するまでになれば最高です。

　そして、自分の身体を手のひらで

　優しく、なでていって下さい。

　私は、鎖骨の近くにある胸腺から

　両肩、両肘、そして前腕。

　次に、脾臓や胃、肝臓、腸などを

　「きょうも働いてくれてありがとう」と

　心の中で声をかけながら

　なでていきます。

　他に、気になっているところがあれば、

　そこも追加でなでてください。

　私は、腰が痛い時などは、腰と背中を

　なでたりします。

　時間はいつでもいいですが、

　私の経験上、寝る前にやるのがいい感じ。

　よく言われることですが、

　「手当をする」とは、気による治療効果を

　表現したものだという人もいます。

＜寝つきもよくなる＞

　ちなみに、寝つきが悪いときにも、

　手のひらを胸に当ててみたり、

　へその少し下あたりに当てたりすると

　いつの間にか眠ってしまうことがあります。

　手をあてることで、

　何だか安心感が身体をつつむのです。

　これは、誰かに教えてもらったことでなく

　私の経験上の話ですので、

　もしかしたら、私だけの法則なのかもしれま

　せん。

　同じような効果がなかったら、

　どうかお許しください・・。